はじめまして。下北沢で植物の教室兼店舗を主宰しております、NEROLIDOLの猪飼牧子です。今月から季節の植物を紹介させていただきます。初回に取り上げる植物は【カモミール】。キク科の小花です。

 

小さなお花でも、様々な用途に使える万能ハーブ

 

りんごのような甘い香りで有名なカモミールは、鑑賞花としても、ハーブティーとしても、精油としてもエディブルフラワー(食用)としても活躍する万能ハーブ。学名のMatricariaは、子宮を意味するラテン語からきており、古くから婦人科系の民間療法で使われていたそう。

 

現在、ハーブとして活躍するカモミールには、主にジャーマンカモミールとローマンカモミールの2種類があります。

 

花が咲いたときに黄色い花托(かたく)がもりあがり、花弁が反っくり返ったようになるのはジャーマン。3月〜5月に花を咲かせる一年草。

 

ローマンは、ジャーマンより背丈が小さめで花が大きく、6月〜7月に咲く多年草です。

 

ハーブティーにすれば心を落ち着かせてくれる癒し系

 

ハーブティになっているものはジャーマンカモミール。エディブルフラワーにする場合も、ジャーマンのほうが苦みが少ないのでオススメです。ただし丸ごと沢山は花托が気になりあまり美味しくないので少量、もしくは添える程度がベスト。

 

カモミールのハーブティーは、鎮静作用にすぐれ、ストレス性の胃炎などにもよく、お子様でも飲めます。夜寝る前などには、ミルクで煮出してカモミールミルクにしてあげると、ミルクのトリプトファンと相まって美味しい安眠ドリンクに。

 

精油では、ジャーマンカモミールもローマンカモミールも両方使われます。両方とも優れた鎮痛、抗炎症作用があり、関節痛や筋肉痛などのマッサージなどにも使われます。

 

ローマンの方は生花やハーブティーと同じく甘く優しいリンゴのような香りですが、ジャーマンはかすかに苦みを感じる、独特の薬草のような香りがします。

 

 

そして何より特徴的なのがジャーマンの精油の色。美しい鮮やかな青色をしています。これは有効成分のカマズレンの色なのですが、この成分は実は植物内には存在しません。精油を作る蒸留の際に、植物内のマトリシンという成分が変化したもの。何ともおもしろいですよね!

 

そして、もちろん鑑賞用としてもとても可愛いカモミール。花持ちも良く、ふんわり甘い香りが香るのでとてもオススメです。

 

 

また、園芸花としては、他の植物に、虫を寄せ付けしにくくするコンパニオンプランツとしても有名。でもこれはカモミールが虫を自分に寄せ付けるから。。。いわゆる【おとり】になってくれるからです。

 

私も育てていたときは、アブラムシと戦っていました!でも初心者の方でもとても育てやすいハーブなので、是非挑戦してみてください。食用、ハーブティーにするならば無農薬の、種、苗を購入するのをお忘れなく!

 

カモミールを使ったエディブルフラワーレシピ

 

カモミール豆乳おしるこ

 

カモミールミルクティのお話しは、コラムでも書きましたがこちらは豆乳にカモミールを煮出し、あんことお餅を添えておしるこのようにしたもの。

 

ミルクよりも、さらっとした味なのであんこと合わせても甘すぎずいくらでも食べられちゃうおしるこです。

 

2人分(200ccの耐熱グラス2つ分)

材料:豆乳300cc、あんこお好みで大さじ4、ドライカモミール(市販のパックのシングルカモミールでも○)小さじ2、しゃぶしゃぶもち(普通のおもちを薄く切っても)4枚、飾り用のドライカモミールやエディブルフラワー

 

1.豆乳とお茶パックなどにいれたカモミールを手鍋にいれて中火にかけ、沸騰してから1〜2分煮出す。(ふきこぼれ注意)
2.しゃぶしゃぶもちを半分に割り、オーブントースターで焼く。
3.器にあんこを入れておく。
4.焼き上がったしゃぶしゃぶもちをあんこの隣に添えて、カモミール豆乳をその上からかけて、ドライカモミールやエディブルフラワーを添えて出来上がり。

 

 

下北沢緑道沿いの植物のアトリエ

フラワーアレンジメント、エディブルフラワー、ハーブやアロマテラピーなどの植物にまつわる教室の開催、季節の花束、オリジナルブレンドハーブティー、ドライフラワーやプリザーブドフラワーなど本物の植物を使用したアクセサリーの販売など、植物が姿を変えながら私たちの生活に寄り添ってくれている 《植物のある暮らしと装い》を、お伝えしています。

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