温泉には、必ず貼ってある「温泉分析表」。これをまじまじと見たことある人は、案外少ないのでは?実はもっと、温泉分析表には、温泉をもっと楽しむための情報が詰まっています。しかし、温泉分析表は、難しそうな言葉や数字がたくさん並んでいて、初めての人にはなかなかとっつきにくいもの。そこで、今回、簡単におぼえられる3つのチェックポイント「泉質」「泉質別適応症」「加水・加温・(源泉かけ流し)」についてお教えします。

 

1つ目のチェックポイント「泉質名」を探してみよう

「温泉」を名乗るには、2つある温泉の基準のうちのどちらかをクリアしている必要があります。「温泉分析表」とは、その基準を満たした「きちんと調査した温泉です」という証明書のことなんです。

 

【温泉の基準】

1:温泉源から採取されたときの温度が「摂氏25℃以上」を超えている

2:19の成分が規定値に達しているもの

 ※それぞれの成分規定値の詳細はこちらのサイトで紹介されていま

 

そして、上記の条件のうち、満たしているものは「泉質」として表現されます。例えば、条件のうち、25℃以上の温度の条件しか満たしていない温泉の場合は、泉質は「単純温泉」と表記されます。つまり「泉質」を見れば、その温泉にどのような成分が含まれているかが良く分かるわけです。

ただ、それぞれの泉質別の効能を憶えるのは、なかなか大変なので「美人の湯」の4つのキーワード「炭酸水素塩泉」「硫酸塩泉」「硫黄泉」「弱アルカリ性」の言葉が入っているか、ぐらいで、まずは構わないと思います。

※泉質のそれぞれの効能の違いを知りたい方は、こちらのページ(温泉ソムリエ協会公式サイト)をご覧ください

 

2つ目のチェックポイント「泉質別適応症」を探してみよう

さて、先ほど「泉質別の効能をおぼえるのは大変」と書きましたが、実は温泉分析表には簡単ですが、泉質別の効能が書かれています。それが「泉質別適応症」というものです。

温泉の効能には「一般的適応症」と「泉質別適応症」の2つがあります。そのうち、一般的適応症は、どの温泉でも共通して入っている項目になります。そして「泉質別適応症」は、その温泉の該当する泉質が持っている独自の効能になります。

ただ、ちょっとだけ厄介なことに、この適応症ですが、意外と温泉によって、掲示の仕方がバラバラ…。画像のようにきちんと分けている場合もあれば、1つにまとめている場合や、そもそも分析表とは別の場所に掲載している場合があります。でもご安心を。

 

 

泉質別適応症として書かれていない場合は、まずは「健康増進」のキーワードを探してみてください。その後に、その温泉独自の効能が続けて書かれていることが多いですよ。

 

3つ目のチェックポイント「加温・加水・源泉かけ流し」を探してみよう

湧いてきた温泉にそのまま入浴できるケースは、実は結構レア。温泉は自然の産物なので、源泉が少なかったり、熱すぎたり、冷たかったり、衛生面に問題があったりすることがほとんど。なので多くの温泉では、安全・安定した入浴が楽しめるように「加水=源泉に水を足して入浴できる量まで増やす」、「加温=快適な温度まで温める」が行われます。

 

 

この例の場合は、源泉が18℃なので、加温=温めているようですね。そして、一部のコーナーでは、「源泉水」「かけ流し」という言葉が出てきます。

 

かけ流しとは「注いだ湯を溢れさせて、常に新鮮な湯が浴槽内にある状態。浴槽内で循環ろ過させていないこと」を言います。つまり新鮮な状態ですね!そして「温泉浴」のコーナーにあるような「源泉かけ流し」になっているものは、湧いた源泉が常に新鮮な状態で浴槽を満たしている状態です。かけ流し=新鮮で憶えると良いと思います!

 

チェックポイントのまとめ

 

温泉分析表の3つのチェックポイント「泉質」「泉質別適応症」「加水・加温・(源泉かけ流し)」。効果を知ると、もっと温泉を楽しめます!それでは皆さん、良い温泉ライフを!!