寒さはまっただ中ですが、2月4日は立春。
暦の上では春を迎えますね。

寒い寒いと縮こまってばかりいないで、身の回りの草花に目を向けてみると、福寿草や蕗の薹など、春を告げる草花たちが元気に上を向いています。

 

 

 

2月のピックアップフラワーは「梅の花」

この時期に咲く花と言えば、とてもいい香りで五感を楽しませてくれる、『梅の花』

春告草という名を持ち、春を訪れを告げてくれる花とも言われています。

バラ科サクラ属の落葉高木。
早春、まだ葉が出る前の今の時期に咲きます。
日本に梅の花が入って来たのは奈良時代。

薬用植物として入って来ました。

 

 

 

平安の昔から愛されていたお花

今の花見は桜が主ですが、もともとは梅の花を鑑賞することが始まりだったそうです。

奈良時代はサクラより梅の方が人気で、万葉集では梅の方がはるかに詠まれています。

と言ってもサクラが人気が無かったわけでなく、それ以降の平安時代に人気を博すことになりますがコレはまたの機会に。

現在、梅酒と言えば梅の実を漬けた酒ですが、もともとは梅の花を漬けた酒もあったそう。
特に韓国では、清酒に梅の花を浸した 梅花酒がありました。
今でもないわけではないようですが、青梅エキスなどを使ったお酒がお土産などに造られているようですね。
また中国では、梅の花弁のお茶や花弁を使ったお粥などもあるそうです。

 

現在の使われ方のイメージだと、花は鑑賞用、実が薬用、食用との認識ですが、植物の成長課程においての様々な姿は、それぞれに個性的な可能性を持っていて、私たち人間は今現在の概念の中で用途を決めてしまっているだけにすぎないと感じます。

 

 

 

花の色と香りの関係

昨年初めて熱海梅園梅祭りに行ったのですが、園に近づくにつれふんわりと梅の香りが漂い始め、中に入るとまさに梅の花の香りの天国。

身体全体が包まれるようなすばらしい芳香でした。

この梅の香りですが花の色に関係があるそう。
主に白〜薄いピンクは酢酸ベンジルという、ジャスミン、イランイラン、クチナシなどに入っているものが含まれていますがピンクから紅色、その中間色はそれぞれに違う成分が多いそうです。

 

 
 

梅の花を使ったレシピをご紹介

梅の花ですが、現在でも地域によっては花漬け(塩漬け、酢漬け)にされることもあるよう。
花漬けは古来から色々な花で作られていました。
あんぱんのおへその桜の塩漬けはよく知られていますね。
その他、菊やアブラナ、モクレンなどでも作れます。

塩3、水1の割合の塩水を沸騰させ、冷やした漬け汁を良く洗って水気を取った花に注ぎ、少し重しをして2ヶ月ほど保管したものの花の水気を絞り 花と塩を交互に敷いて漬け替えをすれば出来るようですが、今は簡単にジップロックなどに漬け込む方法もあるそうです。

ただ、なかなか梅の花を大量に手に入れるのは難しいので今回は手軽に手に入る、梅のパウダーを使った和菓子を作りたいと思います。

 
<梅求肥餅>小さめ2つ分
 
【レシピ】
・梅求肥材料
白玉粉 20g
砂糖 15g
梅パウダー 小2分の1
水 40㏄      
餅粉または片栗粉 適量 
※梅パウダーは粉状でない場合すり鉢でなるべく細かくすりつぶす

 

・あん   
白あん粉 10g
水 25cc
砂糖 15g
塩 少々
 
【作り方】

1.白あん粉に砂糖、塩少々を入れ水を入れて火にかけ、筋がつくくらいの滑らかさになったら鍋から出す。

(冷めると固くなるので火の通しすぎに注意)
2.白玉粉と砂糖と梅パウダーを混ぜたところに少しずつ水を加えダマがなくなるまでよく混ぜる。
3.2を中火にかけ水あめくらいの柔らかさになったらひとまとまりにして餅粉か片栗粉をしいたバットの上で広げる。
※粉をよくまぶしながら2等分して丸くたたき広げる
4.3に1を包んで出来上がり。